チェスの囲い!キャスリングについて

チェスにおける駒の動きに関する特殊なルール2つのうちの1つがこのキャスリングです。1手でキングをより安全な壁側に、そしてルークをより攻撃的な中央へと移動させるこのルールは、チェスをよりエキサイティングなゲームにするために14世紀~15世紀頃に考案されたといわれています。動きで見れば一発でわかるこのルールも文字で見るといまいちわかりづらいため図を交えながら見ていきましょう。
ちなみに駒の動きに関する特殊ルールのもう1つはアンパサンです。

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キャスリングの動き

まずはキャスリングの動きを見てみましょう。

20150106mob001
1. e4 e5 2. Nf3 Qe7 3. Bb5 Nc6 4. O-O d6 5. Re1 Bg4 6. Nc3 O-O-O

 


白の4手目と黒の6手目がキャスリングという動きです。言葉では説明しづらくても恐らくどのような動きかわかったと思います。

キャスリングの種類

キャスリングには大きく分けて2種類あり、白番の場合を例にとると右側のルークとキャスリングを行うキングサイド・キャスリング(ショート・キャスリングとも)と左側のルークとキャスリングを行うクイーンサイド・キャスリング(ロング・キャスリングとも)があります。上記の例では先手の白がキングサイド、後手の黒がクイーンサイドを行っております。どちらが優れているというわけでなくどちらを使うかは場合によりけりです。

キャスリング前
castling

キングサイド・キャスリング
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クイーンサイド・キャスリング
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キャスリングができる条件

ここまでキャスリングの動きを見てきましたがいつでもできるわけでなくきちんと条件があります。以下の条件をすべて満たした場合のみキャスリングを行うことができます。
1.キングとキャスリングをするルークが共に一度も動いていないこと。
2.キングとキャスリングをするルークの間に駒が無いこと。
3.キングにチェックがかかっていないこと。
4.キングが通過するマスに敵の駒の攻撃判定がかかっていないこと。

4が少しわかりづらいので補足いたしますと以下の通りです。

キャスリングできない例(攻撃判定がかかっている)
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キャスリングできる例(攻撃判定がかかっていない)
20150106004

あと補足事項でキャスリングするルークは同じランク(つまり同じ数字のとこ)にいる必要があります。そんなの「最初から動かなければどうやっても同じランクじゃないか」と思うかもしれませんが、ポーンのプロモーションでeの列でルークができた場合に上記の4つの項目を満たすことができるため縦方向の面白キャスリングができてしまうというわけです。

プロモーションルークとの縦方向キャスリング
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その他の注意点

インターネットでギコチェスと遊んだり、スマホのチェスヒーローズで対人戦を行うなど実際の駒を触らない場合は関係ないのですが、実際に駒を使う場合に少しだけルールがありますので紹介しておきます。

1.キャスリングは片手で行うこと
両手で行った場合どうなるかは知りませんが、見た目で言えば将棋で駒を成る時に両手を使うぐらい不格好な感じなんじゃないでしょうか。

2.キャスリングをするときはキングから動かす
先にルークを触った場合、キャスリングしてはいけません。

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