将棋の羽生善治氏がチェスも強いことは有名で、趣味でグランドマスターを倒しているともっぱらの噂ですが、実際にどんな人たちが羽生氏に倒されたのか気になったので調べてみました。
彼がチェスの定跡を変えたと言われる一局もグランドマスターが相手でした。
このページでは羽生氏が倒したグランドマスターだけでなく、引き分けになったグランドマスターも掲載しています。
羽生氏が勝利したグランドマスター達
ピーター・K・ウェルズ(イングランド)
- 対局日:2005年10月24日
- 羽生手番:後手黒番
- 羽生Rate(当時):2341
- 相手Rate(当時):2513
- 戦型:セミ・スラヴ・ディフェンス
- 備考:羽生氏が定跡を変えたと言われる伝説の一局。
- 外部リンク:棋譜 | ChessGame.com
ジルダルド・ガルシア(コロンビア)
- 対局日:2007年7月4日
- 羽生手番:後手黒番
- 羽生Rate(当時):2404
- 相手Rate(当時):2432
- 戦型:キングス・インディアン・アタック
- 外部リンク:棋譜 | ChessGame.com
プレドラグ・ニコリッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
- 対局日:2007年7月5日
- 羽生手番:後手黒番
- 羽生Rate(当時):2404
- 相手Rate(当時):2646
- 戦型:クイーンズギャンビット・ディクラインド・トラディッショナルバージョン
- 外部リンク:棋譜 | ChessGame.com
バルトロマイ ヘベルラ(ポーランド)
- 対局日:2013年12月29日
- 羽生手番:後手黒番
- 羽生Rate(当時):2404
- 相手Rate(当時):2561
- 戦型:イングリッシュオープニング アジンコートディフェンス
羽生氏が引き分けたグランドマスター達
ジョエル・ベンジャミン(アメリカ合衆国)
- 対局日:2003年7月4日
- 羽生手番:後手黒番
- 羽生Rate(当時):2347
- 相手Rate(当時):2583
- 戦型:シシリアンディフェンス
- 外部リンク:棋譜 | ChessGame.com
ミハエル・プルシキン(ドイツ)
- 対局日:2005年12月30日
- 羽生手番:後手黒番
- 羽生Rate(当時):2341
- 相手Rate(当時):2583
- 戦型:セミスラヴディフェンス
- 外部リンク:棋譜 | ChessGame.com
アビヒジット・クンテ(インド)
- 対局日:2006年7月4日
- 羽生手番:先手白番
- 羽生Rate(当時):2404
- 相手Rate(当時):2583
- 戦型:シシリアンディフェンス
- 外部リンク:棋譜 | ChessGame.com
ナイジェル・ショート(イギリス)
- 対局日:2012年4月21日
- 羽生手番:後手黒番
- 羽生Rate(当時):2404
- 相手Rate(当時):2697
- 戦型:ルイロペス モーフィーディフェンス
- 備考:イベント対局、羽生氏が対局した相手では過去3番目のレート(1位はカスパロフ氏、2位はMVL氏)
- 外部リンク:http://checkmatelounge.com/
ウラジミール・ブルマキン(ロシア)
- 対局日:2015年12月30日
- 羽生手番:後手黒番
- 羽生Rate(当時):2398
- 相手Rate(当時):2583
- 戦型:セミスラヴディフェンス
- 外部リンク:棋譜 | ChessGame.com
まとめ
いかがでしたでしょうか?
データをまとめていて驚いたのが、グランドマスターに勝利または引き分けのうちほとんどで黒番を持っていることです。
チェスでははっきりと先手白番の方が有利であり、黒番であれば同じぐらいの実力でも引き分けになれば十分と言えるほどですが、羽生氏に関しては何故か黒番を持った時の方がグランドマスター退治は上手くいっているようです。
余談:羽生氏のプロフィールページ
以下が今回ほとんどの棋譜データを集めたchessgame.comの羽生氏の紹介ページです。
参考:https://www.chessgames.com/perl/chessplayer?pid=74670
彼は日本の将棋チャンピオンで、FIDEマスターだ。
写真はもうちょっといいやつがなかったんですかね。
関連ページ:チェスプレイヤーとしての羽生善治