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基本用語
定跡、定石
過去に研究されたお互いが最善と考えられる手順のこと。石を用いる囲碁やオセロでは定石、将棋やチェスなど駒を用いるものでは定跡の字を使う。
チェスの場合、英語の「セオリー」または開幕からの定跡については「オープニング」を使う。
関連項目:【チェス定跡】オープニングの一覧
キャスリング
チェスにおける特殊ルールの一つ。将棋における囲いのようなもので以下の条件を満たす時のみ使用することができる。
- 自陣のキングが一度も動いていない
- キャスリングする側のルークが一度も動いていない
- キングと該当ルークの間に駒がない
- キングがチェックされていない
- キングの移動予定の経路に相手の攻撃判定が無い
これらの条件がそろっているときにキングをルーク側へ2マス動かしルークをあった場所とはキングを挟んで逆側のキングの隣のマスへ動かす。文字では恐らくわからないと思うの該当項目参照。
チェック
将棋で言うところの王手。相手のキングにこちらの駒の攻撃判定を当てること。
チェックメイト
将棋で言う詰み。チェックメイトをかけた側が勝ちになる。
ステイルメイト
チェックメイト以外で動かせる駒がなくなる状態のこと。引き分けになる。
スリーフォールドレピュテーション
千日手のこと。同じ局面が3回繰り返されることで引き分けになる。
パーペチュアルチェック
連続チェックの千日手のこと。こちらも同じ局面が3回繰り返されることで引き分けになる。
ギャンビット
ポーンをタダで捨てる手順を含む定跡のこと。
ファランクス
ポーンを同じランクに並べた陣形のこと。初期配置も広義ではファランクスである。
タクティクス(戦術・手筋)
ピン
串刺し。前にある駒より後ろの駒の方が価値が高く、実質前の駒が避けれない状態。目的は前にある駒を動けないように「ピン止め」すること。将棋で言う「田楽刺し」が近いが正しくはない。
スキュア
串刺し其の2。ピンに似てるがこちらは前の駒の方が価値が高く後ろの駒の方が価値が安い場合で後ろの駒を取ることが主な目的。
フォーク
両取りのこと。一つの自分の駒で二つ以上の相手の駒に同時に取りをかける。相手はどちらかしか受けれないので、タダで駒を取れることが多い。
サクリファイス
捨て駒のこと。駒を捨てることで逆に自分が有利になるときに使う。
ディスカバードアタック
開き攻撃のこと。
バッテリー
ルーク2個やルークとクイーンなど、同じ方向に動ける駒を並べて同じ場所を多重攻撃する陣形のこと。
人物
ガルリ・カスパロフ
元世界チャンピオン。世界チャンプの最年少タイ記録保持者。一般の人にはどちらかというと世界で初めてコンピューターに公の場で負けた現役の世界チャンピオンとして有名な方。
現在はチェストーナメントから引退して母国のロシアで政治家をしている。政治家としてもプーチンにケンカを売って生き延びてると言うすごい人。
羽生善治
将棋界のレジェンド、元7冠王、永世7冠王+名誉NHK杯選手権者。強豪チェスプレイヤーと知られ、2015年ごろには国内ランキングでは1位を保持していた。
ちなみにAI解析の結果、歴史上最も強い将棋棋士だとの結論が出た。
ボビー・フィッシャー
元世界チャンピオン、故人。生まれはアメリカだがなんやかんやあって最終国籍はアイスランド。内縁の妻はかつてあった日本チェス協会の会長代行(自称)渡井美代子。
マグヌス・カールセン
現世界チャンピオンかつ最高レート保持者。歴代最速でグランドマスターになった男。
歴史上、最も強いチェスプレイヤーだと噂されていたが、AI解析によって史上最強であることがおよそ証明された。
→【AI解析】歴代最強のチェスチャンピオン上位5人【カールセンは何位?】
ルイ・ロペス・デ・セグラ
1530年生まれのスペイン人。定跡名として名前が残っているほど有名なお方。チェスの本をヨーロッパで初めて出したり世界チャンピオンになったりとすごい人だが本職はカトリックの司祭。