入門者から中級者までイチオシのチェスの本5選

入門者から中級者レベル以上まで様々な方向けのチェス書籍を5つ紹介します。

国内ではチェス関連書籍はあまり発売されておらず、本格的な書籍を求めようと思うと英語やスペイン語、ロシア語などのものになってしまいます。

しかし中級レベル程度までであれば十分に良い書籍がありますし、海外の書籍の日本語訳のものも発売されています。

それらの中でレベル別にオススメのものを紹介します。



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入門~初級者

ルールも知らないという方から、ルールも分かるし定跡も何個か覚えた、詰みも短い手数であればわかる、でも中盤や終盤で何をすればいいのか分からない、といった方までの向けの書籍の紹介です。

レートでいえばChess.comのブリッツルール(10分切れ負け)で1200以下程度の想定です。

ここからはじめるチェス

元日本チャンピオンの渡辺暁氏が記したチェスの入門書です。

序盤、中盤、終盤の指し方と考え方、ゲームの流れを図を交えた分かりやすい説明によってすべて一通り学ぶことができる良書として、Amazonのチェス関連本でも売り上げは好調な模様です。

対象は入門者~初心者なので、Chess.comでレート900以上ある初級者の方だと物足りないかもしれません。

ちなみにおまけとして切り取って使えるチェス盤と駒が付いています(紙ですが)。

マンガで覚える図解チェスの基本

元日本チャンピオンの小島慎也氏による入門書です。

前述の渡辺氏の著書との違いは、こちらはマンガで説明しているので子供でも分かりやすくなっている点です。

こちらも入門書なのでChess.comでレート900未満程度の方向けです。

チェスの第1歩 初心者専用トレーニングノート

チェス初心者向けの問題集です。

タダで取れる駒を見つけるような問題からスタートし、後ろに行くにつれて少しずつ難易度が上がって行きます。

全部で約300問掲載されており、完璧に解けるようになれば初級者レベル(Chess.comで1000前後)の強さにはなっているはずです。

ちなみにルール解説も細かく載っているので、ルールをこれから覚える人でもこれ一冊で他の入門書は必要なかったりします。

中級者・上級者向け

一般的な戦法は大体分かるし、駒をタダで取られるようなことはほとんどなく、エンドゲームもある程度わかる、ブリッツルールでも3手ぐらいは常に読んでいる、というような方向けの書籍です。

レートでいえばChess.comのブリッツルール(10分切れ負け)で1200以上程度の想定です。

渡辺暁のチェス講義

入門向けでご紹介した「ここからはじめるチェス」と同じ著者の書籍です。

序盤、中盤、終盤の考え方をすべて網羅して解説されていますが、面白いのがページ構成が終盤から中盤、序盤の順番になっていること。

これは著者が終盤の目的が分かれば序盤・中盤の組み立て方の考え方も理解しやすいということだそうです。

入門・初級向けの書籍を読み、ある程度実践を積んだ後に中盤・終盤の考え方について学びたくなったら手に取るべき本であると思います。

チェス戦略大全シリーズ

チェス戦略大全はチェス界では名著として知られており、原著は全3巻までシリーズがありますが、日本語に訳されているのは1巻と2巻だけです。

原著は1976年ということで古めの本となりますが、中上級者向けの本としては今でも通用します。

1巻の内容は中盤の戦略(ストラテジー)について、2巻の内容は主にポーンの使い方と重要性について書かれています。

内容は中級者以上向けとなっており、初級クラスの方が読んでも理解が深まりにくいと思います。Chess.comレートで1300程度は最低でも欲しいところです。

中盤を勉強する際に肝要なことは、特定の変化を覚えるのではなく、基本的な原則と典型的な局面や作戦をしっかり把握することである。

局面の特性を理解することや、それに見合った指し手のプランを立てることがたいへん重要になる。しかし、どのようにしたらできるのであろうか。

この巻での私の目的は、通常レベルのプレーヤーにこの解答を与えることである。新しくチェス戦略を打ち立てようとするのではなく、中盤の勉強をするために実用的指針を提供するものである。

チェス戦略大全1の序文より抜粋

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