世界一や日本一は誰?チェスのレーティングとランキング

世界中で広く親しまれているボードゲームであるチェスにおいて、プレイヤーの実力を示す数値であるレーティングとそれを元に順位づけをしたランキングについてです。

チェスは運が介在しない対戦型のボードゲームですので強い弱いという概念がはっきりとあるゲームの一つです。
レーティング(またはレイティング)はその強さを分かりやすく表すことができるものであり、そのプレイヤーの強さ=レーティング値と言っても過言ではありません。

そして全世界のプレイヤーのランキングはこのレーティングを元に構成されています。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。

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レーティングとは?その仕組み

レーティングとはプレイヤーの強さを数値化したもので、レーティングが高いプレイヤーがほぼイコールでチェスが強いプレイヤーということになります。
一般的にチェスにおけるレーティングはEloレーティングと呼ばれる計算方法を用いるレーティングの事を指し、対局毎にまたは大会毎の勝敗に基づいて変化していきます。
チェスの国際的な機関であるFIDEが用いているレーティングもこのEloレーティングですので、FIDEに登録されれば初心者から世界チャンピオンまで同じ計算方法で実力を算出されます。

レーティング値の変化についても、簡単に言ってしまえば勝てば上がり負ければ下がります。
また同じ1勝であっても実力が上の相手に勝てば上昇幅も大きく、実力が下の相手に勝っても上昇幅はあまり大きくありません。負けた場合はその逆で自分よりも強い相手に負けてもあまり下がりませんが、実力が下の相手に負けると大きく下がります。

国際チェス連盟(FIDE)のレーティングの目安は以下の通りです。

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GM = グランドマスター
IM = インターナショナルマスター
FM = FIDEマスター
CM = キャンディデイトマスター

詳しい計算方法については後ほど解説いたします。

世界ランキングと日本ランキング

FIDEレーティングはFIDEの公式大会や公式戦に出場し、FIDEにレーティング登録されているプレイヤーと対局を行うことで獲得することができます。
個々のプレイヤーのレーティングは公式で認められた大会などで、レーティングを保持しているプレイヤーと対局を行うことで自動的に計算され更新されていきます。

そしてそのレーティングごとに順位付けしたのがランキングという訳です。
FIDEのホームページでは世界ランキングの他に国別のランキングも見ることができ、もちろん日本のランキングも見ることができます。

ではランキングを見てみましょう。

まずは世界ランキングです。
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c 2015 World Chess Federation

2016年3月時点でのトップは2851ポイントでマグヌス・カールセン氏です。

スヴェン・マグヌス・エーン・カールセン(Sven Magnus Oen Carlsen)氏はノルウェー生まれのグランドマスターであり歴代最強のチェスプレイヤーとも言われています。
5歳のころにチェスを覚え、13歳でグランドマスターに、そして19歳でFIDEランキング世界1位になりました。
19歳と32日での世界ランク1位獲得は歴代最速であり彼がいかに天才であるかわかると思います。
そして22歳の時には当時の世界チャンピオンであるインドのアナンドに競り勝ち世界チャンピオンの座につきました。この若さでの世界チャンピオンはガルリ・カスパロフ氏と並び歴代1位の若さです。(誕生月まで考えるとカスパロフ氏の方が半年ほど早い)

*注:チェスの場合、レーティングでの世界ランキング1位と世界チャンピオンは別物で、その時の世界チャンピオンに勝ったプレイヤーが新しいチャンピオンになります。ですのでランキングが1位ではないチャンピオンもありえます。

ちなみに歴代レーティングの最高値記録もマグヌス・カールセン氏が保持しており、これが歴代最強といわれる一つの所以でもあります。

それでは次に日本のランキングを見てみましょう。
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c 2015 World Chess Federation

2016年3月時点でのトップは2400ポイントで小島慎也氏、1ポイント差でプロ将棋棋士の羽生善治氏が続いています。

小島氏は麻布中学・高校でチェス部に所属し、高校時代に歴代最速でチェスの日本チャンピオンになった方です。
国内トップチェスプレイヤーとして全日本チェス選手権で何度も優勝しており、2014年12月にはインターナショナルマスター(IM)のタイトルを得る権利を獲得、無事申請が承認されたため日本で2人目となるインターナショナルマスターとなりました。(1人目のIM獲得者は日本ランキング3位の南條氏)

また2位の羽生善治氏は言わずと知れた将棋のプロ棋士で、歴代最強の棋士ともいわれている方です。趣味の一つとしてチェスを嗜んでおり、国内ランキングでも長らく1位の座についていました。
詳しくは個別のページにて→チェスプレイヤーとしての羽生善治

日本ランキングの上位には羽生氏以外にも将棋のプロ棋士の青嶋未来氏が国内ランク5位にいます。また現在活動していないプレイヤーとされているためここには表示されていないですが、国内ランク4位相当のレーティング2300付近に永世名人資格保持者である森内俊之氏もいます。

将棋とチェスは似ている部分が多いため、将棋のプロ棋士がチェスも強いというのは理解できますが、本業の合間に趣味でやっている彼らがナショナルランクでトップ周辺にいるというのはプロ棋士のポテンシャルの高さに驚かされます。

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