日本のチェスプレイヤーである小島慎也選手についてです。
日本で有名なチェスプレイヤーは数えるほどしかいませんが、その中でもチェスの普及に努め、ニコニコ動画などのメディア出演もあるので特に有名なのがこの小島氏です。
人物概要
- 生年月日:1988年11月15日
- 出身地:神奈川県逗子市
- 学歴:麻布中学・高校→慶應義塾大学
- タイトル:インターナショナルマスター(日本で2人目)
- FIDEレーティング:Std.2397/Rapid.2375/Britz.2269
- 国内順位:2位(アクティブのみ)、3位(全選手)*注1
- 世界順位:2254位(アクティブのみ)、3364位(全選手)
- 主な成績:日本チェス選手権優勝5回、オリンピアード日本代表
小学生の時に中学受験が終わった後でPCに入っていたチェスソフトで遊んだことがチェスを始めたきっかけだそうですが、本格的にチェスを始めたのは進学先の麻布中学のチェスクラブに入ってからだそうです。
注1:2400付近に将棋の羽生善治氏が非アクティブプレーヤーでいるため、それを含む全選手だと順位が変わる。
日本王者最年少記録
麻布高校に在籍していた2005年の全日本チェス選手権で優勝し、彼の人生で初の日本チャンピオンの座を手にします。
この時の年齢は17歳。この記録は2年後に上杉晋作氏によって破られます。
優勝回数も5回とかなりの回数を優勝されています。(1位タイも含む)
ライバルは中高の同級生の南條遼介
小島氏の中学・高校の同級生に南條遼介氏という方がいます。
実はこの南條氏、日本で初めてIMというタイトルを取得したチェスの強豪であり、日本王者にも何度もなっています。
そんな彼について小島氏はメディアサイトのインタビュー記事で以下のように語っています。
~前略~
記者:もうそこからずっとチェスやっていけるぞっていう確信がもてたんですか?小島:まあ、具体的なことをあげるのは難しいですけどね。
ひっぱられた要因は同級生に強いやつがいて、彼はアメリカの小学校に通っていて、5年のときに帰ってきて受験したやつなんですけど、彼はアメリカ大会でも名前を残しているようなやつで実力があった。
元からそういう強い同級生がいたってことですかね。
入部当初から彼は先輩と同じくらいのレベルだったんです。記者:それはライバル?それともこういう風になりたいなという理想?
小島:今はライバルです。
昔は目標というか…負けたくないという思いがありました。
出典:https://www.e-spirit.jp/professional/002.html(元記事削除済み)
具体的に名前は出ていませんが、アメリカの帰国子女でこの時点で小島氏のライバルとなりえる強さの同級生は南條氏しかいません。
高校卒業後もライバル関係であるようで、日本初のIMのタイトル獲得を小島氏と羽生善治氏の2人のどちらが先に取るかと言われていた中で、南條氏が先に取得したのは印象的でした。
レートの日本ランキングや全日本選手権などでもしのぎを削っており、南條氏の存在が小島氏がここまで強くなれた一つの大きな要因と言えるでしょう。
日本最強クラスのチェス家庭教師
小島氏はチェスの講師としても活躍されています。
対面レッスンとオンラインレッスン、棋譜の添削という形でチェスの家庭教師を申し込めます。
料金は対面レッスンは要相談、オンラインレッスンは3500円/時間、棋譜添削は1ゲームにつき2000円です。
申し込みは彼のブログから行うことができます。
外部リンク:Lessonについてのページ | 小島氏のブログより
日本最強クラスの家庭教師をオンラインなら1時間3500円程度で雇えるのは破格だと思います。
書籍その他
マンガで覚える図解チェスの基本
入門者向けの本の監修をされています。
駒の動かし方も分からないといったレベルの人から、とりあえずルールは知っているという方ぐらいまでであればオススメの書籍です。
メール相談付きプログラム
チェス全日本チャンピオン小島慎也の「初心者が0から始めるチェス上達プログラム」
書籍に比べると少しばかりお値段が張りますが、ご本人へのメール相談が60日間できるという特典付きです。
さらに応募者全員に3000円返金のキャンペーンもあるので、実質6800円で元日本チャンピオンとメール相談もできるプログラムが購入できます。
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