チェスの総合サイトChess.comで世界中の人を相手に対局をする方法についてです。
Chess.comはチェスの勉強やチェスの情報を入手することもできますが、最も多くの人が利用する目的が世界中の人と対局ができるということです。
対局後には棋譜を解析することで悪かった手を見直し、やり直すこともできます。
是非チェスを始めたら世界中の人と対戦してみましょう。
対人戦をする手順
メニューを開く
Chess.comのトップページを表示し、左上の三本線のボタンをタップしてメニューを開きます。
プレイ→ライブチェス
メニューを開いたら「プレイ」をタップし、右に開いた小メニューから「ライブチェス」をタップします。
プレイをタップ
盤面の少し下のところに「プレイ」ボタンがあるのでこれをタップします。
そうすると自動マッチングで対戦相手を選んでもらえるのでそのまま対局が開始します。
ちなみにデフォルトでは10分切れ負けになっていますが、「10分▽」となっているところをタップすればルールを変更できます。
「15分|10秒」という表示は持ち時間15分に1手指すごとに10秒追加のフィッシャールールの意味です。
対局中の操作方法
対局中の操作方法についてです。これらは対人戦の前に一度コンピューターとの対戦で練習しておくと良いでしょう。
参考リンク:【無料】Chess.comでコンピューターと対戦する方法
駒の移動方法
駒の移動方法は「動かす駒をタップ → 駒を動かす先のマスをタップ」です。
以下は白のf1のビショップをc4に動かした例です。
↑動かす駒をタップ
↑動かす先のマスをタップ
降参方法
画面を少し下にスクロールすると「投了」のボタンがあるのでこれをタップすれば降参できます。
投了は自分のターンだけでなく相手のターンでもできます。
ちなみに隣にある「ドロー」のボタンは、お互いの合意で引き分けにできるというチェスのルールの為のボタンで、こちらがこのボタンを押して相手がドローを受け入れれば引き分けとなります。
チェックメイト
チェックメイトになると自動で試合が終わります。
キャスリング
キャスリングをする際には、キャスリングができる条件を満たした上で、キングをキャスリングの動きの通りに動かせば自動でキャスリングができます。
すなわちショートキャスリングの場合はキングをg1に動かします。(下図)ロングキャスリングの場合はc1です。
これでルークも勝手に移動してキャスリングができます。
アンパサン
アンパサンは、アンパサンができる条件がそろっている時に、ポーンをアンパサンの動きの通りに斜め前に動かせば勝手にアンパサンとなります。
プロモーション
プロモーションはポーンを相手陣地の一番奥のマスに進めれば、プロモーション先の選択肢が出ます。
対局後の操作
対局後にはコンピューター分析を行い、どこが悪かったのかを見直す感想戦を行うことが有効です。
分析方法
棋譜を分析するには対局後に「分析ボタン」をタップします。
以下はPCの画面ですがスマホでも盤面の下の方に同じような画面があります。
また悪手だけをやり直すことができる「悪手をやり直す」機能もあります。
これらは無料プランと有料プランで内容が異なります。
無料プラン
- 分析:1日1回深度20の詳細分析、深度10であれば何度でも可能
- レポート:1日1回詳細なレポートを見ることができます。(下図)
- 悪手やり直し:1日1回だけ
有料プラン
- 分析:何度でも深度20の詳細分析(全プラン)
- レポート:詳細レポートを何度でも(全プラン)
- 悪手やり直し:何度でも(ダイヤモンドプランのみ)
詳細レポート
正確度は計算方法は非公開ながら、ゲーム全体を通してAIの最善手を元に実際に自分が指した手がどの程度良い手だったのかを数値で表しています。100が最高値で世界チャンプのマグヌス・カールセン氏で平均98越え、グランドマスターだと平均して85~90程度のようです。
差の平均は、AIの最善手と自分が指した最善手の評価値の1手当たりの平均差です。1.00がポーン1個分なので、これが1.00を超えていると1手指すたびにポーン1個を失うほど最善手と差があるということです。グランドマスターの人で0.2~0.3程度、0.70以下であれば悪くはない値とのこと。
ちなみに解析には世界最強のチェスエンジン「Stockfish 10」が採用されていますが、ストックフィッシュのライバル「Komodo」も選択することができます。
どちらも人間よりもはるかに強いAIなので、どちらを選んでもあまり変わりません。