チェスの総合サイトChess.comで無料会員から有料会員になる方法と、そのメリットについてです。
Chess.comは基本は無料で利用することができますが、レート上位の人たちのほとんどは有料会員登録しています。
それはChess.comが提供する有料会員向けのサービスが、チェスの実力向上にかなり役に立つと彼らは考えており、この記事を執筆している管理人自体もそう感じています。
また月会費も250~1500円まで契約内容によって異なりますが、どのグレードにしてもそこまで高くないのも魅力の一つです。
日本語で利用できるこのような総合チェスサイト自体が少ないので、Chess.comの有料会員プランは日本人が実力向上を目指す上で非常に有力な選択肢の一つだと考えられます。
有料会員と無料会員の差(メリット)
一覧図
ベーシック(無料)、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの各会員の違いが上図です。
料金は以下の通りです。
- ゴールド:545円/月(毎月払い)または3,159円/年(1年分1括払い、月263円)
- プラチナ:763円/月(毎月払い)または5,338円/年(1年分1括払い、月444円)
- ダイヤモンド:1525円/月(毎月払い)または10,785円/年(1年分1括払い、月898円)
料金に関しては1年分まとめて払った方がお得です。
またPCからの支払いの方がスマホやアプリからの支払いよりも安いようです。
有料会員内での大きな違いの部分には赤枠を追加しておきました。
対話形式のレッスンとビデオについては内容が英語なのでアップグレードの恩恵はあまりないものとしています。
ただ内容自体は視覚的にも分かりやすいですし、もちろん英語のリスニングができる方にとっては有用かと思います。
無料会員とゴールドの違い
無料会員からゴールドにアップグレードすることで以下のことができるようになります。(問、回は1日あたり。)
- 戦術問題(タクティクス):5問→25問
- 問題ラッシュ:1回→5回
- ゲームレポート:1回→無制限
- 解析(深度20):1回→無制限(注:深度10はベーシックでも無制限)
- オープニング・エクスプローラー:途中まで→すべて利用可能
- ドリル:一部利用可能→すべて利用可能
- 広告:あり→なし
- 時間切れ防止※:0日→60日
この中で実力の向上に特につながるのが、タクティクス、オープニング、ドリルの3種類です。
これらを制限無く(タクティクスのみ25問)できるのは月々500円以上の価値は十分にあります。
※時間切れ防止機能とは、デイリーチェストーナメントに参加した場合に、対戦が組まれているのにその日は自分が参加できなかった時に不戦敗になるのを何日間猶予されるかというものです。
ゴールドとプラチナの違い
ゴールドからプラチナにアップグレードすることで以下のことができるようになります。(問、回は1日あたり。)
- 戦術問題(タクティクス):25問→無制限
- 問題ラッシュ:5回→無制限
タクティクスと問題ラッシュが無制限になるので、一人での勉強を中心にChess.comを利用するのであれば最も最適なプランだと考えられます。
ゴールドとの差額もそこまで大きくはないので、タクティクスや問題ラッシュがゴールドの制限で足りない方はプラチナにすることをお勧めします。
プラチナとダイヤモンドの違い
プラチナからダイヤモンドにアップグレードすることで以下のことができるようになります。(問、回は1日あたり。)
- 悪手をやり直す:1回→無制限
プラチナからの変更点はおおまかには上記の一つしかありませんが、「悪手をやり直す」は実践を中心にChess.comを利用するのであれば最も強くなるのに役立つ機能だと思っています。
年払いであれば月々900円程度なので特に高いわけでもありません。
オススメ
結論から言えば、Chess.comを対局を中心に利用するのであればダイヤモンド、タクティクスや問題ラッシュを中心に利用するならプラチナ、総合的によく使う場合もダイヤモンドです。
悪手のやり直し方法を違う手段でできるのであれば、対局中心でもゴールドで十分な可能性はありますが、おそらくダイヤモンドを利用したほうが手間と時間とコストを考えると良いと思います。
会員登録する手順
会員登録する手順です。
ここではandroidでwebバージョンから登録する場合です。アプリ版やPCからでも基本的には同じ手順で大丈夫です。
メニューを開く
Chess.comのトップページを表示し、左上の三本線のボタンをタップしてメニューを開きます。
無料トライアルをタップする
メニューが開いたら「無料トライアル」ボタンをタップします。
下図のように2か所表示されることもありますが、どちらでも大丈夫です。
「無料トライアルを始める」をタップする
「無料トライアルを始める」をタップします。
年間一括払いなのか、毎月支払いなのかは上部にある価格の欄の「毎年」「月間」で切り替えます。
またゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの切り替えは下部のそれぞれの名前をタップすれば切り替わります。
定期購入をタップする
androidの場合はGooglePayに登録されている支払い方法が最初に表示されます。
他の場合にはクレジットカード払いとなることが多いはずです。
その画面に記載されている通り、1週間以内に解約すれば無料、すなわちそれがトライアル期間ということです。
以上でアップグレードができます。